エンジニアパパ、時間を捻出したい

なんで?

勉強と趣味の時間をもっと確保したいからです。もっとってことは確保出来てるんじゃねーかよはい終わり、って気持ちもなくはないです。満足してないだけですね。しかし、日に日に自分の時間が失われていく焦燥感はトイレにペーパーがなかったときのそれ…よりはマシです。一度運動公園を走っていて園内トイレでノーペーパーに遭遇したことがありますが、この話は広げるべきではありません。

育休なんだから時間あるでしょ?

ないんです。2歳児と0歳児がいるんですが、彼・彼女が僕の時間を使うんです。正確には、僕が彼・彼女のために時間を使ってるだけなんですけど。育休を取る前は、仕事の時間の一部、例えば8時間のうち4時間ほどが家事育児の時間に置き換わり、残る4時間は自由な時間という風に思っていました。しかし蓋を開けるとなんと、仕事の時間の全部に加え、それ以外の時間にも家事育児が侵食してきました。なぜでしょう?

なぜか

それは、メリハリがなくなったからです。たぶん。以前は仕事 or notと時間を二分していました。それが家事 or 育児になるんです。残念ながら、家事育児 or notという、家事育児をしていない時間はありません。ありませんは言いすぎですが、子供が突然パズルにハマってMENSAに入るようなことでもない限り育児の手間が減りません。いえ、MENSAに入っても手間減らないでしょうけどね。MENSAも人なので。gifted(日本語で何て言うんだろう?)であろうと人ですし。そんなこんなで、起きてから寝るまで家事育児の時間となりました。ちゃんちゃん。

いやまて、子供の寝る時間があるだろ?

鋭いですね。早朝と深夜はご褒美タイムです。そしてこの記事を書こうと思ったきっかけが早朝です。我が子は若干寝るのが遅いです。普通は21時までに、遅くとも22時には寝ているでしょうが、我が子は22時までにベッドには入り、そこから運動と絵本とお話があり、寝るのは23時を過ぎることもザラです。良くないと思いますが、寝るのを遅くすると起きるのも遅くなり、そうすると下の子の面倒を見る妻が朝早く起きる必要がなくなります。妻は夜泣き対応をしているので、朝はゆっくり寝たいのです。甘えんなという世のゲキ妻からの声も聞こえますが、甘えたっていいんじゃないですか。で、話は逸れましたが前述の通り、我が子は遅寝により起きるのが8時~9時です。調子が良ければ2度寝で10時近くまで寝ることもあります。なので、例えば僕が6時に起きて子供が8時に起きれば、2時間はご褒美タイムという計算ですね。不正解です。例えばこの2時間を使って勉強をしたいとなったとき、勉強にあてられる時間は朝のもろもろを抜いた時間です。もろもろとは洗面、朝食です。よって1時間半程度は勉強に使える計算ですね。不正解です。

そうは問屋が卸さない

ここで我が子の伏線回収イベントが起こります。それは、実は朝にかけて睡眠が浅くなっているという事実です。以前気づいていましたが、まさかこのタイミングで回収されるとは思っていませんでした。回収の仕方は様々です。1つ目は、僕の6時起床時に一緒に覚醒して寝かしつけに突入させられるパターン。これは30~60分ロスします。2つ目は、僕の気配がないことを察し1時間後に起きてしまうパターン。7時ぐらいに起きるので、残りの60分ほどロスします。3つ目は、朝のもろもろの音で目覚めるパターン。これはもろもろが中断させられるのと寝かしつけが発生するのとでその後のやる気も削がれ、その日一日が終わったような絶望感すらあるので、1日ロスです。シンプルにもう一回寝たくなります。長くなりましたが、という風に早朝は覚醒リスクが高く、うかうか集中して勉強なんかした暁には、起きた子供が大声を出して妻と下の子を起こし家族のHPが激減します。単に睡眠が奪われるだけならまだしも"なぜすぐに起きた子供の寝かしつけに入らなかったのか"と詰られるかもしれません。「集中してて」なんて言ったら減点ですのでお気をつけください。

子供って昼寝長くなかった?

あなたは相当鋭いですね。おっしゃる通り、子供はよく昼寝をします。小学校に入ると昼寝する時間はなくなるので、それまでですね。ただ、保育園でも午睡はそれほど長くなく、1時間も寝かせるようなことはないようです。で、これは想像力の足らない僕の盲点だったんですが、よく「赤ちゃんの首が座るのは生後3ヶ月ぐらい」や「立っちが出来るようになるのは一歳ぐらい」という風に聞きますが、これは決して1か0の、黒か白のという話ではなく、その間に無限の色が広がっているんです。つまり、一歳の誕生日の朝、昨日までハイハイだった我が子が今日は普通に歩いている、なんてことはありません。その1か月前にはつかまり立ちなり、立つような動作をしていて、徐々に1に近づいていっています。何が言いたいかというと、小学校に入る時に突然昼寝がゼロになるのではなく、ゆっくりと昼寝の時間は短くなります。長い。我が子の昼寝は最近1時間程度です。少しは勉強出来ますが、集中して取り組むには物足りません。まあ、人間の集中力を考えるといい時間かもしれませんけどね。今更。

ほんで?

夜型に切り替えました。過去の経験からも寝始めは眠りが深いようで、抱っこしても起きません。なので、一緒に寝ていて立ち上がろうがズンバをしようが起きません。なのでそのまま別室に移動して勉強、としやすいです。23時に寝るなら23~25時で勉強、8時まで寝れ7時間睡眠と文句なしですね。これがファイナルアンサーです。正解。

余談

以前は昼寝を2時間していたのでゆとりがありました。以前は下の子がいなかったので、上の子が教室に行っている2時間は自由でした。以前は下の子が昼夜を問わず寝ていたので、上の子が教室に行っている2時間は寝てくれていたので自由でした。以前は昼の講義に出席した後、学友とサークル活動、晩飯、ボウリングなどのレジャーを満喫していて自由でした。以前はね。

謝辞

勉強時間確保に躍起になっている愚かしい私にすでに週2のバドミントン、週1の習い事、週1の勉強時間を確保してくれている妻に感謝します。また、食料を提供してくれたり、子供の面倒を見てくれている義理の両親に感謝します。すくすくと、元気いっぱいに、誰からも愛されるように育ってくれている我が子には感謝とともに早く大きくなって自分の時間を大切にするようになってくれと付言して本稿を締めます。